斐伊川の水質調査
島根県東部の宍道湖に流入する最大の河川である斐伊川で水質調査を継続しています(1991年〜)。
斐伊川の年間流量は,宍道湖の貯水量の約3倍に相当しますので,斐伊川の水質は宍道湖や中海の環境にも大きな影響があり,宍道湖では時々
アオコ
が発生しています。
人間活動に由来する汚濁物質は減少しているものの,窒素やリンに明確な水質改善がみられていません。こうした現象は他地区でも報告されており,今後の流域環境を考える際に重要であろうと思われます。
斐伊川の水質調査地点
E地点風景