宍道湖でアオコが発生しました(2010/8/18)

報道によると湖全域での発生は6年ぶりとのことです。

早速現地へ赴いてみました。

プランクトンネットがすぐに緑色になってしまいました。

宍道湖の最大の流入河川である斐伊川では,人口減少などにより人為的な汚濁が減少していますが,水質に明確な改善傾向が見られません(Takeda, et al. 2009)。したがって,何かのきっかけでこうした現象が生起するのは当然かもしれません。

最近気になることは,斐伊川でも湖沼性のプランクトンが見られる場合があることです。


藍藻類のミクロキスティス イクチオブラーベ(Microcystis ichthyoblabe 左)が多いですが,
ミクロキスティス エルギノーザ(Microcystis aeruginosa 右)も見られました。(40倍)